競馬の玄人の予想

競馬の予想をする場合、一般的な人であれば、競馬新聞を眺め、印を見ながら予想したり、データなどを見て購入したりします。もちろん、玄人の人もそのあたりを見て予想をして行くのですが、別のファクターに注目しているのが玄人の買い方です。それは馬主や調教師、騎手の思惑です。競馬には相当なお金がかかり、馬をセリで購入する場合には初期投資に相当な金額が必要となります。いかに回収するか、そして、収入をいかに確保するかというものが求められ、そうした心理を分析するのも玄人のなせる業です。

例えば、セリの時期に近づけば、この馬はこのセリで売られていて、その馬が重賞を勝ったというアピールをしたいところです。すると、牧場関係者などはそのあたりのことを気にしたり、馬主にまた買ってもらえるよう、なるべくいいイメージを持たせようとします。すると、その時期になるとなぜか勝率が上がり、結果として馬主に恩恵をもたらすようなことにもつながります。また、馬主が来場する場合、なんとかして持ち馬をたくさん出走させようとするため、どこかで勝負を仕掛けてきます。

他にも騎手の思惑、調教師の作戦など様々な思いが交錯しますが、コメントでそれを確かめ、それを裏付けるために調教の時計を確かめるということをしていれば、おのずと穴馬を見つけることができます。そうしたものを見つけていくのが玄人であり、一般の人に比べ、非常にうまく、スマートに購入しています。